その年の家族写真を撮るときに僕が思うこと。
日常をスペシャルに。
脚立に潜って楽しそう。
みんなで同じ椅子に座ってみた。
なんだか真剣に遊んでる。
という、普段の様子を撮ることだけじゃなくて。
脚立に潜って楽しそう・・・今って幸せだなぁ。
みんなで同じ椅子に座ってみた・・・今って幸せだなぁ。
なんだか真剣に遊んでる・・・今って幸せだなぁ。
というように、
写真にしたときに気づいて欲しいということです。
そのために、
子供の目線や、パパの少し浮いた踵だったり、
パパやママには小さすぎる椅子だったり、
子供の手や足の仕草などが大切なんです。
ライティングや構図よりも、こんな細かいところこそ琴線に響くから。
琴線に響くとは、今の幸せを感じること。
普段の生活の中には、そのことを感じるサインがたくさんあるけど、
動きの中では気づかなかったり、その瞬間を止めて味わうことができないから、
写真にして、そのことに気づいて欲しいんです。
撮影のサンプルを家族で眺め、
「どれもいいから迷っちゃう」と悩みながら、とっておきの一枚を選ぶ。
家族で楽しく悩みながら、今の幸せを実感して欲しいです。
日常のなんでもないことを家族写真というフィルターにとおして、それをスペシャルにする。
そんな家族写真が10年も積み重なったら、あなたの人生はもっと輝くと思いませんか?
僕はこんなことを思いながら、家族写真を撮っています。
_____家族写真家 佐々木宏和