こんにちは。
家族写真家の佐々木宏和です。
毎週月曜と水曜は次男のサッカーの日です。
昨日、その帰りに車の中で次男と喧嘩になっちゃいました。
中一の次男は今が反抗期の最高潮でよくあることなんです。
でも、最近は特に僕とぶつかることが多く、昨日ばかりは「育てかた間違ったかなあ」って思ってしまいました。
家に着き車でふて寝した次男をほったらかし、僕は先に家に入って、妻に「あいつは俺のこと嫌いなんだよ」って愚痴をこぼしていました。
突然、ガラガラーっと玄関の戸が開いたと思ったら、次男はドスドスと僕の後ろにやってきて、
「パパ、さっきはごめん!」と言って、今度はソファーにふて寝してしまいました。
相変わらず下手くそな表現。笑
我が家はみんな気持ちの表現が不器用で、いつもこんなことの繰り返しで、幸せを育んでる気がします。笑
拝啓、松葉杖の君へ
こんにちは、足の怪我はどうですか?
少しはよくなりましたか?
元旦の撮影の時、突然の松葉杖にとてもびっくりしました。
だって年末に年賀状用の撮影をした時は、なんともなかったんだから。
せっかくバレーを頑張ってたのに、残念だし、悔しいよね。
でも無理せず、完全に治してくださいね。
赤ちゃんの時から写真を撮りに来てくれる君。
アトリエでの君は、いつもおとなしく、照れ屋で、遠慮がち。
昔から、なんか気になる女の子です。
そして、ウチの次男と同級生ってこともあって、僕は勝手に親しみを感じているんですよ。
だから、少しでも早く完治して、強烈スパイクが打てるように応援してますね。
それと、僕には1つ不思議に思ってることがあります。
それは、松葉杖だったのに、この時の表情が今までで一番よかったってことです。
なんでだろう?
君にはわかりますか?
年末の撮影で会ったばかりだったから?
社交性が芽生えたのかなあ?
怪我して、松葉杖で、照れ臭さが突き抜けちゃった?
ただ正月休みでウキウキしてただけ?
なんでだろう?
僕は君から悲壮感を全く感じなかったんだ。
だから僕は、「君と怪我と松葉杖」を主役に撮ろうと決めたんだよ。
どうですか?
君はいつもの遠慮がちな笑顔より、もっといい顔になっているよ。
後ろにいたみんなもいい顔してるでしょ。
君の松葉杖記念。
「明るい」写真になったと思わない?
君の家族に会うたびに、僕はいつも、幸せを育んでる家族だなあって思うんだ。
世の中には「新しい幸せ」や「次の幸せ」を追いかけている人たちがいるけど、君の家族は「授かった目の前の幸せ」を楽しく育んでるって感じがするんだ。
僕はいつも撮影しながら、見習いたいって思っているんだよ。
もしかしたら、
元旦の君の表情は、その「育くみ」に秘密があるのかもしれないね。
だって「育くみ」はどんな時も笑顔に変えると思うから。
答えがわかったら、いつか教えてくださいね。
それでは早く良くなってください。
敬具
_____家族写真家 佐々木宏和
2月4日アトリエささきで、小さなイベントやります。
よかったらお越しください。(予約制)