家族写真 / この時を逃さない

 

無邪気だった頃の七五三、入園、入学の撮影を過ぎ、

やがて迎えた思春期の壁。

お母さんはずっと撮影のチャンスを探していました。

だけど子供の成長とともに忙しくなる生活。

あっという間に訪れた小学校の卒業。

 

そして、

この時だけは逃さないように届いた、お母さんからのメール。

 

『ご無沙汰してます。

・・・・・

やっと、こうして連絡をさせて頂いています。』

 

今までずっと家族写真を撮りたかったこと。

やっぱり、この時を思い出に残したいこと。

そんな嬉しいメールをいただいて撮影に至ったのです。

 

お決まりの卒業証書。

寄せ書きされた、ボロボロのランドセル。

そして、もう小さくなってしまった体操服。

ご無沙汰してる間の家族の日々が染み付いているようでした。

 

こんな時だからしょうがないと観念したのか、

やっと撮影に来てくれた少年は、

まだまだ無邪気なあの頃の笑顔を見せてくれました。

 

とうとうチャンスをものにしたお母さん。

撮影を終えた体操服をたたみながら

「これでやっと捨てれます〜」なんて言っていたけど、

きっと捨てられずに、いつまでもタンスの中にしまい続けると僕は思う。

 

_____家族写真家 佐々木宏和

 

 

第2回「講演会 & お茶会」のお知らせ

10年の家族写真を知ってもらいたくて、動画プレゼント

佐々木宏和のYouTube

家族写真家 / 家族の専門家  佐々木宏和とは?

 

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA