日常を切り取りに。

 

表紙の写真を、という事で緊張しながら当日を迎えた私ですが、公園での緩い雰囲気での撮影だったので、それほど身構えずに撮影に臨む事が出来ました。長男はよく人見知りする子なので、当日は大丈夫だろうか、と心配していたのですが、カメラマンさんが気さくに話しかけて下さり、徐々に長男も打ち解けていました。最後はカメラマンさんに肩車をしてもらって、笑顔でハイタッチをしてお別れしていました。子育てしていると、子どもの写真はよく撮るけど、私自身が写真を撮られる事は少ないので、久しぶりにカメラに映る自分を意識した気がします。それが新鮮で、すごく楽しかったです。 声:藤川ファミリー

 

母子の日常を切り取りに、いつもの公園へ。

今回のお相手は、人見知りのお兄ちゃん。
砂場で遊んでいても、心配そうな顔で僕を見てる。

そりゃあそうだよね。
いつもの公園なのに知らないおじさんがカメラ向けてるんだから。
これは日常じゃなくて非日常だよ。

僕はそんな独り言を呟きながら話しかけることもせず、お兄ちゃんの警戒心が緩むのを気長に待っていた。

ママが上手く遊びに誘い、通り過ぎる電車の音が日常を大きくした。

綺麗な光があたるブランコに母子を誘った。
僕が噛み付かないことがわかったのか(笑)、お兄ちゃんはママから離れて走り出した。

ママとの時間。
子育ての時間。
お気に入りの公園。

安心した日常が午後の光に包まれた。

 

佐々木運真

 

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