妻のお母さんが幼い頃に使っていた
小さなピアノ。
しばらくアトリエの飾り物だったけど、
撮影のために持って来た。
女の子と小さなピアノ。
なんとなくお似合いな気がしたのだ。
女の子は初めてのピアノを
恐る恐る弾きだした。
子供が初めての時の親の顔は
とても優しくて、魅力的だ。
ところどころ鳴らない鍵盤、
古くて小さなピアノから音が響く。
家族が音に惹かれた時、
僕はお邪魔した。
・・・。
音の余韻と
女の子の笑顔が見れた。
___家族写真家 佐々木運真