アトリエに来てくれる家族は、撮影をきっかけにいろんな話をしてくれます。
最近のこと、子育てのこと、幼稚園のこと、趣味のこと、などなど。
僕が撮影の時にその家族の自然体を見つけようとしてるから、
家族も自然体を出しちゃったと思ってくれるから、
なんとなく撮影後の話が盛り上がるのかもしれません。
僕や妻は、友達や身内より近くないけど、その家族の様子を知っているから
ここだけの話がしやすいのかもしれません。
だから僕は、家族写真というのは「撮影と会話と写真」が、1セットのメニューだと思っています。
この1セットで、その年の家族を実感して、今の幸せに気がついて、歴史になっていくと思うから。
今回も毎年会う家族が、こうして家族写真を撮りに来てくれました。
パパとママの今の笑顔と子供達の今の可愛さ。
そんな今の幸せをなるべく自然に撮りたいと思っているのです。
そして、この家族写真が歴史になったら、
この時の楽しかったことや、辛かったことを、笑って振り返ってほしいなぁと思っています。
_____家族写真家 佐々木宏和